「ひとり古川日出男まつり」延期のお知らせ

続く文章を前書きに、エトガル・ケレット氏の著作について書こうと思っていたのですが、我ながら卑屈で酷い文章なのでエントリを分けました。内容としてはタイトルにある通り、「ひとり古川日出男まつり」延期のお知らせで、延期の理由についてです。正直、自分の卑屈っぷりが感染すると思うので読むことはオススメいたしません。この1ヶ月、ブログを放置して自分が何をしていたか知りたいという酔狂な方はどうぞ。

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【更新予告】「ひとり源平合戦」ならぬ「ひとり古川日出男まつり」


【BOOK DATA】
写真・左:『あるいは修羅の十億年』(集英社刊)古川日出男/著、永戸鉄也/装画、宮口瑚/装幀 2016年3月10日初版発行 ¥2,200(税別) 写真・右:『女たち三百人の裏切りの書』(新潮社刊)古川日出男/著、近藤恵介/装画、新潮社装幀室/装幀 2015年4月25日初版発行 ¥2,500(税別)


皆さま、ゴールデンウィークをいかが過ごされましたか? 私は連休後半も体調を崩し、冬眠する熊かのように布団にもぐって過ごしていました。どうか皆さまも、お気をつけください。以上、ひきこもりの(どうでも良い)近況報告その2でした。

まだ本調子にならないのと、連休中に行われた取材の原稿が終わっていないので、次回更新の予告です。別に予告したところで喜ぶ人は誰ひとりいないのは承知ですが、予告でもしないとブログを放置しそうなので勝手に予告します。
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時の詩人が紡ぐ、リリカルな青春小説 【後篇】


【BOOK DATA】
写真・左:『渦森今日子は宇宙に期待しない。』(新潮文庫nex刊)最果タヒ/著、西島大介/カバー装画、川谷康久(川谷デザイン)/カバーデザイン 2016年3月1日発行 ¥1,500(税別) 写真・右:『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』(講談社刊)最果タヒ/著、大槻香奈/装画、佐々木俊/装幀 2015年2月24日発行 ¥550(税別)


【前篇】では“最果タヒ入門書”として彼女の小説作品をおすすめしたい理由について、【中篇】では最果タヒさんの初長篇小説である『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』(講談社刊)について書いてきましたので、この【後篇】では『渦森今日子は宇宙に期待しない。』(新潮文庫nex刊)をご紹介します。

「もうオマエの駄文、長文にはこりごりだっ!!」という方に向けて、書名から各出版社さんの作品紹介ページへのリンクを貼っておりますので、そちらをぜひどうぞ。そして面白そうだと感じられたら、ぜひ入手して読んでみてください。今後の日本の詩や文学を語る上で、最果タヒさんはキーパーソンのひとりになるでしょうから、彼女の作品を読んで損することは絶対にないと思います。
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時の詩人が紡ぐ、リリカルな青春小説 【中篇】


【BOOK DATA】
写真・左:『渦森今日子は宇宙に期待しない。』(新潮文庫nex刊)最果タヒ/著、西島大介/カバー装画、川谷康久(川谷デザイン)/カバーデザイン 2016年3月1日発行 ¥1,500(税別) 写真・右:『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』(講談社刊)最果タヒ/著、大槻香奈/装画、佐々木俊/装幀 2015年2月24日発行 ¥550(税別)


【前篇】では“最果タヒ入門書”として彼女の小説作品をおすすめしたい理由について書きましたが、「2冊あるけど、どっちを先に読むのがいいの?」とか「2冊は読めそうもないんだけど…」とか言われそうなので、この【中篇】からは『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』(講談社刊)と『渦森今日子は宇宙に期待しない。』(新潮文庫nex刊)のあらすじなどをご紹介します。
(※本当は【後篇】として、2冊ともご紹介しようと思っていたのですが、文章が長過ぎるので【中篇】【後篇】に分けることにしました。すみません)
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時の詩人が紡ぐ、リリカルな青春小説 【前篇】

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【BOOK DATA】
写真・左:『渦森今日子は宇宙に期待しない。』(新潮文庫nex刊)最果タヒ/著、西島大介/カバー装画、川谷康久(川谷デザイン)/カバーデザイン 2016年3月1日発行 写真・右:『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』(講談社刊)最果タヒ/著、大槻香奈/装画、佐々木俊/装幀 2015年2月24日発行


ここ数ヶ月、文芸誌やファッション誌などで彼女の名前を見かけないことがないーーと言い切ってもよさそうな詩人・小説家の最果タヒ(さいはて・たひ)さん。彼女のことが気になっている人も少なくないと思います。

詩を書いている過程を録画したGIFアニメ『詩っぴつ中』、迫り来る詩の言葉を撃ちぬくシューティングゲーム『詩ューティング』、詩の言葉のかたちが音楽になる新感覚ミュージックシーケンサー『詩ーケンサー』、話しかけると自動で詩の断片が帰ってきて詩を共作できるLINE公式アカウントなどを、自身のサイトをはじめとするデジタル媒体でリリースしている最果タヒさん。

いわゆる“詩人”というよりも“メディア・アーティスト”の印象が強かった(ように少なくとも自分には思えた)最果タヒさんですが、2015年に詩集『死んでしまう系のぼくらに』(リトルモア刊)が現代詩花椿賞を受賞されてからは、実に様々な媒体に登場されるようにもなり、グッと身近な(と一方的には思える)存在に。4月22日には新詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(リトルモア刊)が発売されることになっており、今後さらなる脚光を浴びることになるであろう、まさに“時の詩人”といった存在。
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